鬼門のGD(グループディスカッション)の通過率を挙げろ!!
初めまして!!ねむりのだんなです。
自分の今まで体験したことをブログにして皆さんに伝えられたらうれしいです!
さて記念すべき一回目は就活、中でもGD(グループディスカッション)の話をしようかと思います。
GDは就活で誰もが必ず一回は体験するものでしょう。
たいていの場合、
ES(エントリーシート)→テスト(SPIや玉手箱)→GD→面接
の順番で行われることが多く、次のステップから面接が始まるため、GDでは通過率が低くなり、鬼門となります。
そこでGDでの通過率を向上させることは選考において大変重要なことになります。
Ⅰ.GD(グループディスカッション)の基本情報
まずGD(グループディスカッション)の基本的な知識や流れについて説明します!
1.GD(グループディスカッション)とは
面接官から提示されたテーマに対してグループで一つの結論を出すというワークです。同時に複数の学生のスキル・能力を見ることができる効率の良さから多くの企業で採用されている選考形式となります。
テーマは大きく分けると
・課題解決型
・選択型
・自由討論型
・売上アップ型
・新規事業立案型
の上記5つに分類されます
(unistyleさんの分類が一番細かく、分かりやすかったので参考にさせて頂きました
それぞれの詳しい解説や進め方は下の引用元のサイトを見てみてください!
引用元:「グループディスカッション(GD)の進め方とは?6つのコツとテーマごとの進め方を分かりやすく解説」
https://unistyleinc.com/techniques/1222?msclkid=35ff33e2303019c69a2554cc0459405a&utm_source=bing&utm_medium=cpc&utm_campaign=DSA&utm_term=unistyleinc&utm_content=DSA%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97)
2.GD(グループディスカッション)の流れと役割分担
提示されるテーマによって多少の変化はありますが、基本的には
前提確認→現状分析→アイディア出し→評価軸選定→評価→結論
の流れで進めていくことが多いです。
上記の流れを30分から長いものだと1時間ほどの間で行う形式となります。
また議論を円滑に進めるために役割分担をして議論を進める場合が多いです
・ファシリテーター(司会):
話を整理したり、議論が脱線しないようにすることで議論を効率的に進める役割です
・発表者:
グループで出た結論を面接官に発表する役割です
・書記:
議論の内容やグループ内の意見をメモする役割です
・タイムキーパー:
時間配分通りに議論が進むように時間を管理する役割です
絶対にGDを通過したい場合、ファシリテーター以外の役割をすることはお勧めしません。というもの、立候補しただけで積極性を評価されるのはファシリテーターだけであり、他の役割は自分の意見を考える時間や発言の機会を減らすことが多く、うまみがありません。
3.GD(グループディスカッション)の評価基準
私個人的に評価基準となっているのは下記の3つです
①積極性:議論に積極的に参加しているかどうか
注意点
・無言→一番最悪です、面接官に何の印象も残らないです
・ファシリテーターは立候補するだけで積極性をある程度評価されますが、議論の進行が円滑でないと役割を果たせておらず評価はより下がります
②協調性:グループ内で協力して課題解決に努められているかどうか
注意点
・人の発言を否定だけする→否定する前に「確かにその通りだと思うのですが」など相手の意見を尊重してから否定し、その後に別の意見を出すようにしましょう
・チームの雰囲気を乱す→クラッシャーのムーブをしない
③論理性:論理的な意見を出せているかどうか
注意点
・前提確認・現状分析を無視した意見を挙げる→よく陥りがちなポイントですが、他者へのアタックの材料となるので前提確認・現状分析は常に頭の片隅に入れておきましょう(詳しくは後述します)
Ⅱ.GD(グループディスカッション)の有効な立ち回り3選
1.正攻法
概要:
この立ち回りは初めからファシリテーターを担い突破する方法です。前述したようにファシリテーターに立候補するだけで、ある程度の積極性を面接官に示すことが可能な上に、無言の人や議論に入れていない人がいた場合、意見を求めたりすることで協調性もアピールできます。加えて役割を完遂することができれば、リーダーシップや統率力も評価されるようになります。
注意点:
さっきも述べましたが、ファシリテーターとして未熟で円滑に議論を進められないと評価が下がるので気を付けましょう。また、この立ち回りの場合2つ目の立ち回りである「乗っ取り」に注意する必要があります。ファシリテーターを行う際にたくさん意見を出してくれたり、たくさん発言してくれる人に頼りがちになるケースが多いですが、そういった人に頼りすぎるとファシリテーターの役割を奪われてしまう場合があります。なるべく全員に話を振り、意見を求めることで「乗っ取り」のリスクを分散しましょう。
補足:
ファシリテーターをやりたい人が少ない場合は良いですが、時にはグループ全員がやりたくてギラギラしている場合があります。そういう場合にはアイスブレイクの時から場を支配する必要があります。
そこで挨拶や自己紹介は必ず自分が一番初めに行い、次は誰が行うのかも決める(例えば「じゃあ右回りで順番に自己紹介お願いします」など)ことで、自分が場を仕切るんだという印象を周りに与えましょう。
しかし、ここまでしても場を掌握しきれず、ファシリテーターができない場合があります。その際は下の2つの立ち回りを参考にしてみてください。
2.乗っ取り
概要:
この立ち回りは途中から他人のファシリテーターの役割を「乗っ取る」立ち回りです。前提確認・現状分析あたりまでは最初のファシリテーターに合わせて議論を進めるレールを作らせます。その際、最初のファシリテーターには協力的に振る舞いましょう(例えば、意見を何でも肯定してあげたり、反対的な意見を出す人をくじいてあげます)。こうすることで最初のファシリテーターはあなたを信用し、あなたの意見も採用されやすくなります。
アイディア出し・評価軸選定のフェイズに来たら、最初のファシリテーターに段々と反対的な立場として振る舞います。例えば最初のファシリテーターの出す意見が前提確認・現状分析からずれているという指摘したり、他の人の意見に共感を示す、議論がズレてきたときに場を自分が収集するなどです。これにより、あなたが場を取り仕切ることが可能となり、新しいファシリテーターとして最後まで議論を進めることができます。
この立ち回りは面接官に
協調性(最初のファシリテーターに協力的に振る舞う)→
論理性(前提・現状、議論とのズレを指摘)→
積極性(次のファシリテーターとして議論を進めていく)の順でアピールすることができます
注意点:
この立ち回りは最初のファシリテーターに付け入る隙があることが前提であるため、GDの歴戦の猛者でめちゃくちゃファシリテーターがうまい人には通用しないです。そういう人がファシリテーターの場合は「乗っ取り」は諦めて腹心としてたくさん発言し、ファシリテーターに反対的な立場の人にアタックすることでより信頼を経て、最後のプレゼンテーションのタイミングで自分が発表者をやりたいとファシリテーターにお願いしましょう。
ただそんな猛者みたいな人はあまり見かけないのでガンガン隙を狙い、乗っ取りを企てる姿勢でいいと思います
補足:
この立ち回りは前提確認・現状分析設定の進め方があまり得意ではない・自信がない人におすすめです。他人の意見を指摘したり、否定する際には相手の意見を尊重する文言を文頭に盛り込むことが欠かせないです。
またオンラインGD限定の立ち回りとなる3つ目の「領域展開」をされた場合は「乗っ取り」は通じませんのでご了承ください。
3.禁忌の技「領域展開」
概要:
この立ち回りは名前の通り某ジャンプ漫画(呪〇廻戦)の必殺技が名付けられた立ち回りです。原作通り知識がない状態で初見でこの立ち回りをされると何もできないままGDが終わってしまうのでご紹介します。
この立ち回りはZoomでのオンラインGDの時にのみ使用可能でGoogle Documentを使ったものになります。流れとしては下記の①~④のようになります
①面接官からお題や制限時間、その他の注意事項が述べられるので、必要事項をGoogle Documentに見やすくまとめておきます。
②GDが始まったら「画面共有しちゃいますね」の一言と共に画面共有を行います。
画面共有は早い者勝ちなので後から上書きされることはありません。
③画面共有に成功したらGoogle Documentのリンクをチャットに送り、さっそく議論を始めます
他の立ち回りと異なり、役割を分担する必要はありません。画面共有をした人がファシリテーター、書記、タイムキーパー、発表者の全部を行うことができ、様々なポイントを面接官にアピールすることが可能です。
④外資系の企業など「協調性」をあまり見ていない場合は特に気にする必要はありませんが、日系の企業など「協調性」をある程度見ている場合、議論に積極的に参加してくれていた人に発表者の役割を任せるとある程度「協調性」をアピールできます。
Google Documentのリンクの共有方法はこちらのブログをご覧ください
注意点:
この立ち回りは全ての役割を一人でこなすことになるため、グループ全体としてのクオリティは必然的にあなたに委ねられることになります。そのためグループ全体に迷惑をかけないためにも、しっかりと議論の進行などをできるようになってからこの立ち回りをするようにしましょう。
また発表者を最後にメンバーに譲ることである程度「協調性」を見せられると言いましたが、面接官によっては「積極性」・「リーダーシップ」のようなポジティブな見方よりも「自己中」・「独断的」のようなネガティブな見方をされる可能性のある諸刃の剣であることを忘れずに使いましょう。
補足:
オンラインでのGD場合でも、Zoomではないアプリを使う場合や画面共有をすることが面接官から禁止されている場合があります。その時は「領域展開」を使うことはできないので「正攻法」か「乗っ取り」を使いましょう。
Ⅲ.まとめ
GDの通過率を挙げたいのであれば、どの立ち回りをするにしても、まずはファシリテーターの役割をある程度こなせるようになることが大事です。GDの練習会みたいなのも就活支援企業ではやってたりしますが、企業の選考過程として行う際の方が、圧倒的に緊張感があります。
WebサイトやXで選考過程にGDがある企業の情報を発信している人がいると思うので確認して、夏冬でいろんな企業のインターン選考を受けてGDの経験を積んでいきましょう。
他のテーマと並行して就活関係の記事はこれからも書いていこうと思うので、よかったら読者になってみてね!!